2017年12月31日

宮之浦岳(淀川登山口から荒川登山口へ)

アクセス
  • 安房バス停(バス)→紀元杉バス停→淀川登山口→淀川小屋泊
  • 淀川小屋→宮之浦岳→縄文杉→荒川登山口バス停(バス)→屋久杉自然館バス停(バス)→安房バス停

どの山から書こうか迷いましたが、私が日本百名山の中で最後に登り、比較的当時の記録も残っていた屋久島の宮之浦岳にしました。
百名山の中で最後に宮之浦岳に登る人は多いそうです。
ちなみに、私が実際に山頂で百名山を完登した人を見かけたことがあるのは、幌尻岳と平ヶ岳です。

2013年10~11月のお話です。


日目

羽田空港から鹿児島空港へは飛行機、鹿児島空港から鹿児島本港へはバスで移動し、そこから屋久島の安房行きの高速船(トッピーあるいはロケット)に乗って、3時間弱で安房に着きました。
当日の宿は、以前旅先で出会った人が屋久島に住んでいたことがあり、その人がすすめてくれた「チロル」という一軒宿に泊まりました。
夕食は、チロルと同じ経営のレストラン「かもがわ」でいただきました。

チロル


日目

この日は一日フリーでしたので、白谷雲水峡に行きました。



日目

宮之浦岳登山の初日です。

お昼過ぎの13時半に安房バス停から紀元杉までバスで行き、そこから徒歩約20分(1.5km)で15時頃に淀川登山口に着きました。
そこからは当日の宿泊場所の淀川小屋まで約40分ほど、16時頃に着きました。
ピークのシーズンから外れているせいか、宿泊者は30人ほどでした。
なお、寝具や食糧、明かりなどは持参です。
当然ですが、夜になると森の中は真っ暗で、鹿などの獣の鳴き声がしていたように記憶しています。

淀川小屋

ちなみに、一緒に屋久島に来た妻は、ガイド付きで身軽にゆっくり楽しみたいということで、荒川登山口から縄文杉までの1泊2日の往復ツアー(高塚小屋付近でテント泊)に参加しました。
私はガイドを付けずに一人で歩きましたが、特に詳しい解説を聞きたいという人でなければ、人気の山で人もたくさんいますので、ガイドを付けなくても全然問題ないと思います。


日目

宮之浦岳登山の2日目です。

早朝の6時前、まだ暗いうちに淀川小屋を出発し、8時半に無事宮之浦岳の山頂に到着しました。
初めのうち山頂は私一人だけでしたので、山頂を満喫しました。
百名山達成の感慨は思ったほど込み上げてきませんでしたが、一区切り付いたという感じでした。
隣の永田岳のダイナミックな山容がよく見えました。
当時は宮之浦岳に登って満足してしまったのですが、予定よりも早く着いて時間的に余裕があったので、今にして思えば永田岳にも登っておけば良かったです。。

宮之浦岳から見る永田岳

下山は、往路とは異なり、縄文杉経由で荒川登山口に向かいます。
途中から雨が降ってきました。
ヤクシカにも会いました。
縄文杉を過ぎてからは人が急に増え、渋滞気味になりました。
途中で縄文杉から帰る途中の妻を追い抜き、トロッコ道を歩き、14時半に荒川登山口に着きました。そこからはバスで、途中屋久杉自然館で乗り換えて安房まで帰って来ました。

この日の宿はチロルの近くの「湖畔」という宿です(チロルは当日空いてませんでした)。
百名山達成を祝して、妻からはケーキ、宿のご主人からは缶ビールをサプライズでいただきました。
嬉しかったです。
夕食はこれも近くの「散歩亭」というレストランでいただきました。


日目

お土産にTシャツと焼酎の三岳を買って、お昼過ぎに安房から鹿児島へ高速船で渡り、天文館の東横インに宿泊しました。

夜は「ラーメン小金太」でとんこつラーメンを食べて満足しました。

お土産のTシャツ


日目

帰京の日です。

フライトが夜でそれまで時間があったので、霧島まで足を延ばし、霧島神宮でお参りしたり、温泉に浸かったり、温泉卵を食べたり、焼肉店の「わきもと」の駐車場にある自動販売機で焼肉のタレを買ったりして、鹿児島空港から羽田空港まで空路帰って来ました。

2017年12月30日

はじめに - 車を使わないで行く山歩き

はじめまして。
MSと申します。
この度ブログを始めてみました。
このブログでは、主に私の趣味である山歩きについて書いていきたいなと思っています。

私は、私の山歩きに対して勝手なルールを決めていまして、それは、電車とバス(と徒歩)だけで自宅から山まで行って、山から自宅まで帰って来るというものです。
言い換えますと、車(マイカー、レンタカー、タクシーなど)は使わないというものです。
このルールに原則のっとり、日本百名山の登頂もすべて達成することができました!


私が電車とバスを使ってしか山歩きに行かない理由は、次のようなものです。
  1. そもそも車を持っていない
  2. 仮に持っていたとしても、あるいはレンタカーを借りるにしても、ペーパードライバーなので運転に自信がない
  3. ソロの山歩きが好きだ
  4. 車を使わない(使えない)という制約の中で、工夫して山歩きの計画を立てることが楽しい
  5. 登山口と下山口が異なっても気にする必要がないので、縦走がしやすい
  6. 下山後にお酒が飲める
  7. 路線バスやコミュニティバス、麓の宿などで、地元の人と適度に交流することができ、面白いスポットやおいしい飲食店といった地元情報を知ることができる
  8. バス会社やお店など、山を取り巻く地域社会に経済的にも貢献できたように感じられなくもない

ちなみに、車を使えないことによる不便な点は以下のようなものでしょうか。
  1. 行先がバス路線の有無に縛られる
  2. 行動がバスの運行時間に縛られる(それにより必要時間・日数が余計にかかる)
  3. 宿泊費や交通費が余計にかかる
  4. 常に同じ量の荷物を自分自身で持ったまま行動することになる(車に置いておくことができない)

ご紹介する山歩きは、百名山を中心に、東京近郊の日帰りで行けるところも含めて、時系列ではなく思い出すままに書いていく予定です。
そのほか、旅行全般が好きなので、山歩きとは直接関係のない旅行のことについても書くかもしれません。

私以外にも、電車やバスで行く山登りが好きだったり、色々な事情で電車とバスでしか山登りに行けなかったりする方も少なくないと思います。
これから書いていこうと思っている記事は、私が山歩きに行った当時の情報ですので、それ以降すでに廃線となってしまったバスや、逆に新設された路線やバス停などもあるかもしれませんが、もしどなたかの山登りの一助になることがあれば幸いです。