2018年1月22日

剱岳(室堂から山頂往復)

アクセス
  • 室堂→別山コース→剱沢小屋泊
  • 剱沢小屋→剱岳→剱沢小屋→別山コース→室堂

本格的に山歩きを始める前から私が知っている山といったら、生まれ育った地元の山々と富士山くらいのものでした。
山歩きを始めてしばらくすると、どうやら「剱岳」という非常に険しいけれども人気の山があるということを知りました。
それ以来剱岳は、いつかは登ることになるだろう、また登らなければならないだろう山でした。
ちょっと怖そうだけど、いつか登るならば、早いところ登ってしまおうと思い立ち、夏休みを利用して2011年8月に登ったのでした。


1日目

どういうわけか記憶がないのですが、毎日アルペン号だったでしょうか、何らかの手段で室堂に朝早く着いた私は、朝日を浴びながら7時半に出発、最も一般的な別山コースでの剱岳登頂を目指します。
途中雷鳥平の山小屋でおトイレを借りて、立山の雄大な景観を振り仰ぎながら別山乗越に向けて歩いて行きます。


ミクリガ池付近から見る立山

雷鳥平からはかなり長い時間ジグザグの急な坂を上ったように思います。
剱御前小舎のある別山乗越を過ぎてからは下り、11時半に剱沢小屋に到着。
小屋前から見る剱岳がすごい迫力です。
早いですがこの日の行動はここまで。

剱沢キャンプ場と剱岳


2日目

午前4時半前にヘッドライトを装着して出発。
岩がゴロゴロしている道を剣山荘まで進みますが、暗い中歩くのに不慣れなため、随分と時間がかかりました。

一服剱まで来ると、前剱が眼前に聳えます。
その迫力に圧倒されて、この先自分の力で登れるだろうか、もう引き返そうかと思ったくらいです。

一服剱から見る前剱

一服した後、まだまだ時間はあるし、進めるところまでは進んでみようということで出発。
前剱に到着。
ここから見る剱岳も迫力があります。

前剱から見る剱岳

その後は、写真を撮らずに山歩きに集中すれば無事に登頂できるという、自分勝手な願掛けをして、山頂までは写真撮影を自粛しました。

8時に登頂。
快晴で、ぐるりと景色が見渡せます。

山頂から室堂方面を見る

記念撮影をして、山頂からの眺めを一通り満喫した後、多くの登山者で混み合っているため、そこそこに下山します。
下山も剱沢小屋までは写真撮影禁止です。
カニのヨコバイはさすがに緊張しました。
最初に足を置くステップがなかなか見つからず、鎖にぶら下がりながら体勢を仕切り直すなど、かなりドキドキしました。

カニのタテバイ、ヨコバイなどもそれほど順番を待つことはありませんでしたが、全体的に緊張で時間がかかったのでしょうか、剱沢小屋からのコースタイム5時間半のところ、7時間ほど要して、剱沢小屋に戻って来た時にはすでに13時近くになっていました。

まだ体は元気だったため、この日のうちに室堂まで戻ります。
途中から雨が降り出し、濃霧の中、まだ続くのかというジグザグ道を歩いて、夕方になってようやく室堂に着いたのでした。

かなりビクビクした山歩きでしたので、剱岳はこの1回で十分だと当時は思ったものですが、結局また行くことになるのでした。
その話はまた次回。

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