- 1日目:自宅(高速バス・電車)→JR韮崎駅(バス)→白須バス停→(徒歩40分)ペンション泊
- 2日目:ペンション→(徒歩30分)竹宇駒ヶ岳神社→(3時間40分)七丈小屋→(1時間30分)甲斐駒ヶ岳→(40分)摩利支天→(1時間20分)双児山→(1時間10分)北沢峠(バス)→広河原(バス)→JR甲府駅(電車)→自宅
甲斐駒ヶ岳2度目の挑戦は、急登で有名な黒戸尾根を登ってみました。
2014年9月のお話です。
1日目
お昼過ぎに新宿から高速バスに乗り込み、甲府駅で電車に乗り換え韮崎駅で下車します。
15時半過ぎに下教来石行のバスに乗り、16時10分頃、道の駅はくしゅう近くの白須バス停で降車します。
この日宿泊するペンション「カサデモンテ白州」に徒歩で向かいます。
竹宇駒ヶ岳神社参道入口(甲斐駒ヶ岳登山口) |
順調に行けばペンションまで20分程度で着く見込みでしたが、細い道が色々と入り組んでいて少し迷ってしまい、40分ほどかかりました。
平日ということもあってか宿泊客は私1人、小綺麗で快適なペンションでした。
ペンション「カサデモンテ白州」での夕食(一部) |
2日目
まだ暗い中、5時にペンションを出発します。
登山口の竹宇駒ヶ岳神社まで車道を歩きます。
それとなく熊を警戒しながら、途中からは私の横を追い抜いていく車に気を付けながら歩くこと30分、5時半に駒ヶ岳神社に到着。
神社で軽くお祈りし、定員5名の吊り橋を渡り、登山道のスタートです。
七丈小屋までのコースタイムは6時間40分。
この日のうちに北沢峠まで下りて帰京する計画でしたが、万が一ペースが上がらずに、すでにこのシーズンの食事提供を終了している七丈小屋に宿泊することになるかもしれないことを考え、自炊道具と食糧を持参してきたため、荷物が少し重めです。
笹ノ平分岐点を6時50分に通過、クマザサの樹林帯の中を登り、7時45分に刃渡りに差し掛かりました。
ここで一旦視界が開けて、青空と景色がよく見えて気持ちがいいです。
歩きにくい箇所には鉄柱と鎖がしっかりと付いているため、恐怖感はありません。
また、道の両側も木が生い茂っているため、高度感もあまりありません。
今は更地となっている五合目小屋跡を8時半に通り過ぎ、屏風岩近くのいくつかのハシゴ場を越えていきます。
このあたりまで来ると木々の葉が少し赤や黄に色づいています。
このあたりまで来ると木々の葉が少し赤や黄に色づいています。
9時10分に七丈小屋に到着。
ここまでいいペースで歩いて来られ、時間もまだ早いので、七丈小屋には泊まらず計画どおりこのまま進みます。
小屋を過ぎると徐々に視界が開けて、高山の雰囲気が漂い初め、八ヶ岳もよく見えます。
このあたりから、山頂をピストンして帰って来た登山者ともすれ違います。
大きな岩やその間を大股で登ったり、鎖を使ったりする箇所が続き、足の疲れが出てきて、つりそうになる場面もありました。
9時50分に八合目到着。
山頂がきれいに見えます。
山頂がきれいに見えます。
岩に突き刺さる剣を見やりながらハイマツ帯の岩道に出ると、きつい登りながらも眺望が素晴らしく、楽しい山歩きとなります。
駒ヶ岳神社奥社を過ぎると、山頂にたくさんの登山者がいるのが見えてきました。
北沢峠から多くの登山者が登って来ているようです。
山頂周りは雲一つない青空で、9月のすでに11時に近い時間帯でこれほど快晴の日は珍しいくらいです。
前回に続き今回の甲斐駒ヶ岳も好天に恵まれました。
北岳、仙丈ヶ岳、鋸岳、八ヶ岳、富士山などの眺めを一通り満喫した後、11時頃に下山開始です。
北沢峠を15時半に出発するバスに間に合えばいいので、時間に余裕があることから、前回行かなかった摩利支天に寄って行きます。
ほとんど人のいない山頂でしばらくのんびり過ごしていたところ、遠くの方に急に積乱雲が発生してくるのが見えてきました。
周りは青空なのに本当にそこ一ヶ所だけ局地的に雲がもくもくと湧いてきたので不思議に思いましたが、天候が悪化する前に下山しようということで、ちょうど12時頃に摩利支天を後にしました。
後でわかったことですが、その雲に見えたものは御嶽の噴火による噴煙でした。御嶽の噴火 |
六万石、駒津峰を過ぎると、雲なのか、もしかしたら噴煙だったのか、漂い流れて来て、山頂方面を白く覆ってしまいました。
双児山を13時20分に通過、14時半に北沢峠に到着しました。
次の日も日曜日で休日だったため、黒戸尾根を登った達成感と天気の良さに気持ちが盛り上がったのか、翌日仙丈ヶ岳にも久しぶりに登ってやろうかと急遽思い立ち、こもれび山荘に宿泊可能か聞いてみましたが、予約で一杯ということだったので、計画どおり帰京することにしました。
15時半に北沢峠をバスで出発、いつもどおり広河原で乗り換え、18時20分に甲府駅に到着。
帰りは贅沢に特急電車に乗って帰宅したのでした。
たくさん登って歩いた達成感に加え、お天気と景色の良さで、充実の山歩きとなりましたが、その青空の中、噴煙を見ることになるという印象に残る山旅ともなりました。
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