2018年2月3日

剱岳 / 奥大日岳(馬場島から称名滝へ) 2日目

2日目

この日は馬場島から剱岳を経て剣山荘までのコースタイム約11時間の道のりです。
頑張るぞという気持ちで朝5時に馬場島荘を出発し、早月尾根をせっせこせっせこ登っていきます。
山頂まで2,200mの標高差です。

早月小屋までは木々の中を歩きます。
ところどころ設置された金属製プレートの示す標高を確認しつつ、登山道脇の高山植物に癒されながら、8時半に早月小屋に到着。
このあたりから深夜に馬場島を、または未明に早月小屋を出発してピストンしてきた登山者とすれ違い始めます。
タフなものです。

早月小屋を過ぎてからは、低木と岩稜帯となり、徐々にいかにも剱岳っぽい雰囲気になってきました。
かなりガスが濃くなってきましたが、お天気が崩れるような感じはしません。
山頂に近づくにつれ何箇所か鎖場が出てきましたが、高度感や恐怖感はなく、スムーズに通過します。

鎖場

山頂直下で雷鳥と遭遇。
この日2度目です。
雷鳥は丸々していてかわいいので大好きです。

雷鳥

11時過ぎに剱岳に登頂。
時間が遅めのせいか、山頂に登山者は少ないです。
展望はありませんが、やはり剱岳に登ったという達成感があります。
2、30分山頂に滞在した後、下山です。

剱岳山頂を仰ぎ見る

知らぬ前に足が疲労しているかもしれませんから気を引き締めます。
ほかの登山者がほとんどいないため、カニのヨコバイでも待つことありません。
前回は緊張で気付かなかったのか、それともその後に書き足されたのか、赤い矢印に従って鎖につかまりながらそろそろと下ると、前回戸惑った最初のステップへの足置きも苦労せず、難なく通過できました。

カニのヨコバイ通過後に振り返って

一度登っているせいか、または経験を積んだせいか、初めて剱岳に登った時と比べるとかなりスムーズな下山です。
前回はとても長く感じた前剱からの下りも苦には感じませんでした。

14時前にこの日に泊まる剣山荘に到着。
一安心です。
ここにはたくさんの登山者がいます。
続きはまた次回の記事で。

剣山荘の夕食

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