2018年4月13日

吾妻山(猪苗代駅から白布温泉経由で山頂往復) 2日目

2日目

旅館「中屋別館不動閣」でしっかり朝食を取って元気良く出発した私は、歩いて10分の天元台ロープウェイの湯元駅に向かいます。

旅館での朝食

私は普段、ロープウェイなどはあまり利用しませんが、下山後再び4時間かけて歩いて猪苗代駅まで戻らなければならないため、できるだけ急がざるを得ませんでした。
前日の苦労を思い返すと、計画の変更も考えなくもなかったですが、東京-猪苗代間の高速バスの往復乗車券をすでに買ってしまっていること、米沢経由で新幹線などで帰京するとコストがかなり高くなってしまうことなどから、計画どおり猪苗代に戻りたいのでした。

ロープウェイの8時の始発に乗り、終点の天元台高原駅から少し歩いて、今度はリフトに乗ります。
リフトの終点の北望台はすでに標高1800m。
西吾妻山山頂の標高は2035mですから、その差は200mほどしかありません。

8時半頃に登山開始。
残念ながらこの日も山は深い霧に覆われています。
展望のない中、ハイマツが茂ったり、オオシラビソがそびえたりする道を歩きます。
途中残雪も踏み越えながら、10時10分、吾妻神社のある、たくさんの岩がゴロゴロしているだだっ広い場所に着きました。

登山道上の残雪

吾妻神社付近

そこから15分の登りで西吾妻山の山頂に到着。
残雪もあったためか、コースタイムよりもかなり時間がかかってしまいました。
山頂はぐるりと木々に囲まれ、好天でも眺望は得られなそうです。

西吾妻山山頂

さて、下山ルートですが、当初は若女平を経由して若女平登山口に下りるコースも選択肢の1つにしていましたが、残雪で登山道が荒れていた場合、元々長めのコースタイムがそれによって更に長くなってしまう可能性があるため、下山に要する時間が読めないことから、来た道をそのまま引き返すことにしました。

北望台まで戻ってきましたが、猪苗代に帰るのに必要な時間から逆算して、リフトとロープウェイは使わずに下山しても大丈夫だと判断し、そのまま天元台スキー場のゲレンデを歩いて白布温泉まで下りることにしました。

ゲレンデから麓を見下ろす

13時半に白布温泉に到着。
そこから前日歩いて来た西吾妻スカイバレーを今度は再び白布峠を越えて猪苗代方面に歩き返します。

途中からお天気が晴れてきました。
ようやっと着いた早稲沢バス停からバスに乗り、休暇村本館前で別のバスに乗り換え、猪苗代駅に到着。
駅前の「あまの食堂」でソースかつ丼をかっ込み、東京行の高速バスに乗り込んだのでした。

再び猪苗代駅前から見た磐梯山

印象に残る山旅にはなりましたが、山(特に吾妻山)そのものはあまり味わえず、登山としては物足りないものになってしまいました。
そのせいか、西吾妻山があるならば東にも登ってみたい、また吾妻連峰の中でよく名前を耳にする一切経山にも登ってみたいという気持ちが高まり、翌年行くことになりましたが、それはまた別の機会に書こうと思っています。

また、今回この記事を書くにあたり改めて調べてみると、早稲沢バス停の時刻表が大幅に改正されている、つまりバスの本数がかなり少なくなっているようなので、この山旅と同じ行程はもはやたどれなそうです。
ちなみに、西吾妻山の山頂から西大巓を経由して直接白布峠に出るルートがちょっと気になっています。
それではお読みいただきありがとうございました。

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