2018年4月11日

磐梯山(八方台登山口から猪苗代登山口へ)

アクセス
  • 1日目:東京(高速バス)→猪苗代駅(宿送迎)→ペンション泊
  • 2日目:ペンション(宿送迎)→八方台登山口→(1時間30分)磐梯山→(2時間30分)猪苗代登山口(宿送迎)→猪苗代駅/バス停(バス)→早稲沢バス停→(徒歩約4時間)白布温泉

いずれも日本百名山である磐梯山と吾妻連峰最高峰の西吾妻山。
地図で見ると双方の距離が近いため、一度の山旅で両座とも登れないものかと考えました。
しかしながら、車を使わずに磐梯山と西吾妻山をつなごうとすると、私の調べた限りでは、直線的に行くことはできず、猪苗代から一度郡山などに出てから、米沢から回り込んで来なければなりません。
そうなるとコストも時間もかかってしまうため、猪苗代から徒歩で西吾妻山の登山口のある白布温泉に入ることに決め、ひねり出したのがこのプランでした。
その結果、大変苦労した山旅となりました。
2013年6月のことでした。


1日目

東京から高速バスに乗り、4時間ほどかけて18時頃に猪苗代駅に到着。
この日宿泊する、猪苗代駅と猪苗代スキー場の間にあるペンション「あるぱいんロッジ」に迎えに来てもらいます。

猪苗代駅前から見た磐梯山

私以外の宿泊客は、部活動の合宿中の中学生か高校生のようです。
あるいは、どうしてそう感じたのかは忘れてしまいましたが、合宿ではなく、東日本大震災の影響で活動の拠点を猪苗代に移してきた部のようにも感じました。

食事は食堂に集まって取る形式でしたので、数多くの生徒の中に私1人で浮いた存在になりました。
ここに限らず、ペンションや民宿に泊まると、このような合宿などにぶつかることが時々あります。

集団生活だと色々問題も起こるらしく、先生のお説教をなんとはなしに聞きながら、私は夕食をもくもくといただきました。
東京かどこかで料理を修業後に戻って来たとか来ていないとかの方が作っているようで、食堂の内装を含めこだわりを感じました。

ペンションの夕食(一部)


2日目

ペンションの朝食

ペンションで朝食を取った後、八方台登山口まで送ってもらい、7時50分に登山開始です。
曇り空です。
ちなみに、近くには猫魔ヶ岳や猫魔スキー場がありますが、かわいいような怖いような地名です。

ブナ林の中を歩き始めてすぐ足に違和感を感じました。
何かなと靴を脱いで見てみたところ、インソールを入れ忘れていることに気付きました。
そもそも自宅から持ってき忘れたようです。
多少緩く感じますが、歩けないことはですし、今更仕方ないので、歩き続けます。

20分ほどで中ノ湯跡に到着です。
廃墟と赤錆びた水たまりがあって、おどろおどろしい雰囲気です。
硫黄の匂いもします。

中ノ湯跡

その後の樹林帯を登り終えた頃には周りはすっかりガスに覆われてしまいました。
裏磐梯側が絶壁になった道を進んで行くと、なんとなく趣というか歴史を感じる売店のある弘法清水分岐です。
足元の岩がゴツゴツとした最後の急坂を登ります。

樹木のまったくない岩だけが積み重なった場所に出ると磐梯山山頂です。
9時20分に到着。
ガスで景色はまったく見えません。
遮る木々がないので、快晴ならばきっと展望が良いことでしょう。
風が強く寒いので、10分ほどで早々に下山開始です。

磐梯山山頂

下山は猪苗代スキー場方面に道を取ります。
弘法清水まで来た道を戻り、途中ツツジの花が綺麗に咲く、高い木のないやや荒涼とした道を下りて行きます。
赤埴山に立ち寄りましたが、眺望はありません。

沼ノ平付近

スキー場のゲレンデに近づくにつれ、ようやく低く立ち込める雲の隙間から猪苗代湖など麓の景色が時折見えてきました。
12時10分に猪苗代登山口に到着。
ペンションに電話を掛け、迎えに来てもらい、猪苗代駅まで送ってもらいました。

さて、この日のうちに次に目指す西吾妻山の登山口近くの白布温泉まで行く計画ですが、それが結構大変でした。
そのお話は次回の吾妻山の記事に書きますので、良かったらそちらもご覧下さい。

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