- 松本バスターミナル(バス)→三城荘前バス停→(1時間30分)美ヶ原(王ヶ頭)→(2時間50分)美ヶ原高原美術館バス停(バス)→美ヶ原温泉(バス)→松本バスターミナル(高速バス)→新宿
今回の記事は、前回の霧ヶ峰の翌日に歩いた美ヶ原に関するものです。
霧ヶ峰と距離的に近いため、百名山完登を目指している人はセットで行くことも多いのではないでしょうか。
私は通常、初めて行く山の場合、持っているガイドブックのとおりに歩くことが多いです。
その理由としては、ガイドブックに載っているくらいだから、おすすめの代表的なルートだろうということと、山行記録を残していなかった場合、後からどのコースを歩いたかを振り返りやすいということからです。
美ヶ原の場合、ガイドブックには、美ヶ原自然保護センターから山本小屋までのルートが載っていましたが、美ヶ原自然保護センターまでバスなどで行く手段が見つかりませんでした。
そこで、美ヶ原最高峰の王ヶ頭の南側に位置する、バス停のある三城荘から登っていくことにしました。
前日宿泊した松本の駅近くのバスターミナルからバスに乗ること約1時間、9時半に三城荘前バス停で下車します。
登山道の前半は木漏れ日の差す明るい樹林帯歩き、後半少し勾配が急になりました。
三城荘からすぐの地点の登山道 |
徐々に木々の密生がまばらで低くなり、周りや麓の景色が見えるようになります。
電波塔が見え始め、11時10分に最高峰の王ヶ頭に到着。
たくさんの電波塔、関連設備に加え、ホテルの建つ平坦な山頂です。
珍しく山頂に1時間ほど滞在している間に、それまで薄曇りだった空の雲が多くなってきました。
王ヶ頭 |
山頂からは、塩くれ場、そして美しの塔と、未舗装の車道のついた緩やかな道を歩きます。
牛がいて、いかにも美ヶ原的な牧歌的な雰囲気です。
美しの塔ではとりあえず鐘を鳴らしておきました。
牛 |
美しの塔 |
美ヶ原高原ホテル山本小屋を通り過ぎ、13時半前に山本小屋ふる里館に到着。
昼食としてカツカレーを食べました。
美ヶ原高原美術館から乗るバスの時間までまだまだ余裕があるため、牛伏山に登ることにします。
平坦な山頂からの展望は良く、王ヶ鼻から歩いて来た道が見渡せました。
牛伏山からの展望 |
美ヶ原高原美術館でソフトクリームを食べるなどして時間を潰し、16時半頃のバスに乗り込み、美ヶ原温泉で途中下車します。
「ふれあい山辺館 白糸の湯」で入浴し、汗を流した後、再びバスに乗って松本まで戻り、19時40分発の新宿行高速バスで帰京し、霧ヶ峰、美ヶ原と続いた山旅は終わりを告げたのでした。
霧ヶ峰、美ヶ原といった高原歩きは登山には物足りないかもしれませんが、近くの広々とした景色、そして遠くの雄大な展望を見渡せるこういうのんびりとした山歩きも、時にはいいと思います。